美髪研究所

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髪と頭皮は本当に洗う必要があるの!?汚れるメカニズムを知ろう

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皆さんは、毎日髪を洗いますか? 最近ではお湯のみで洗う人や一日置きに洗う人など、様々な習慣があるようです。さて、どれが正解なのでしょうか? それを判断するには、どのくらい髪や頭皮が汚れているかを知ることが鍵に。まずは汚れるメカニズムを知っておきましょう!

髪と頭皮はどのくらい汚れるもの?

毎日シャンプーする人もいれば、1日おきや1週間に1回という人もいて、人それぞれ洗う回数は異なるもの。どうしてそんなに個人差があるのか、それは頭皮と髪の汚れ具合に差があるからなのでは?
と思い、ヘアスタイリストであり、毛髪診断士でもある大谷猶子さんにお話を伺いました。

「頭皮は顔などと同じ仕組みですから、顔と同様、生まれた細胞は1か月~1か月半でターンオーバーを行っていて、最後は垢となって剥がれ落ちるというサイクルを営んでいます。そのほかの特徴としては、頭皮は顔よりも毛穴が大きく、数も多いと言われています。皮脂分泌が盛んなうえ、汗もかきやすい環境に」

と大谷さん。垢のほか、頭皮から出た皮脂や汗は汚れの大きな要因。そのほかにも、汚れの要因はあるのでしょうか?

「頭皮を覆っているのが髪なので、頭皮から出た皮脂や汗は髪の根元に付着していきます。すると、髪にはホコリなどが付きますし、アウトバスのトリートメント剤やスタイリング剤を使っている人はそれらも時間が経つと酸化して汚れの原因に!」

と大谷さんは言います。

となると、毎日頭皮と髪に汚れはついているということに。やっぱり毎日洗うべき?

「基本的には毎日洗ったほうがいいでしょう。抜け毛が気になると洗う回数を減らす人がいるのですが、洗わないと頭皮の油分が多くなり、ニオイが出てくることも。夜寝ている間にも、頭皮の油分は分泌されています。ニオイ対策としても、毎日洗った方がいいと思いますよ。夜洗うか、朝洗うかは生活スタイルに合わせてでいいでしょう。でも、皮脂分泌が多く、夜洗っても朝には頭皮がベタベタする人は、朝洗うなどの工夫をしてみて」

とアドバイス。

シャンプーは汚れを
落とすだけじゃない!

また、頭皮を毎日清潔に洗うことでほかにもメリットがあると言います。

「肌には常在菌がいるのをご存知でしょうか? 肌上にはよい菌も悪い菌も共存していて、絶妙なバランスで共生しています。このバランスが少しでもくずれると、かゆみが出たり、湿疹ができたりとトラブルになっていってしまうことが! 毎日シャンプーをして頭皮を清潔に保つことは、この常在菌のバランスを保つことにも役立っているのです。シャンプーは毎日の歯磨きと一緒。ちゃんとケアしないと、歯茎が弱り、虫歯にもなっていきますよね? 頭皮の場合は、フケやかゆみはもちろん、頭皮の下で新たにつくられている髪に影響も出てきてしまいますから、そうなったら一大事です!」

と大谷さんは警鐘を鳴らします。
〝湯シャン〟といった水だけで洗うという流行もありますが、やはりきちんと洗ったほうがよさそうです。ただし、シャンプー選びには気をつけてと大谷さん。

「頭皮は弱酸性に保つのがベストです。弱酸性で頭皮にやさしいシャンプーを選びましょう。うるおってのシャンプーは、肌にやさしいアミノ酸系洗浄料なのでいいと思いますよ。万が一、落ちがよくないと感じたら、洗い方を工夫してみてください。ニオイの強い人や頭皮がベタつく人は2回洗髪を。また、スタイリング剤をたくさんつけた日も2回洗うといいでしょう。基本的には、新しく生えてくる髪の毛のことも考えると、頭皮に負担をかけないシャンプーを選んだほうが得策です。」

秋は髪が抜ける季節。
対策はある?

「確かに秋は1年のうちでもっとも抜けやすい時期と言われています。でも、ひとつ確認してほしいことが! 今抜ける毛は3か月前から抜けることが決まっている毛なんです。なので、昨日何かをしたから、1か月前にシャンプーを替えたからというのは、直接的な要因ではありません。また、毛周期が正常であれば、寝ている間は抜けにくいもの。枕に抜けた毛がたくさんついている場合は、毛周期が乱れているということになります。対策としては、とにかく頭皮を清潔に保つことです。正しいシャンプー法を1か月続けてみてください。頭皮の常在菌のバランスが整い、毛周期も正しくなっていくはずです」

と大谷さん。そこで、正しいシャンプー法を改めて聞いてみました。

正しいシャンプー法で
健やかな髪へ!

uruotte_2016autumn_img_01「まず予洗いをしっかり行うことです。ただシャワーをかけただけでは頭皮まで水が行き届きません! お湯を頭皮から毛先まで十分に行き渡らせてからシャンプーを行いましょう。シャンプーは手のひらに伸ばしてから一か所に置かず、耳の下や首の上など数カ所に分けてのせると洗いやすいですよ。また、洗い流すときも指の腹をしっかり髪の中に入れて、頭皮にもお湯が行き渡るようにしてください。予洗いと一緒でシャワーを上からかけただけではシャンプーが残ってしまうので注意が必要です」

とアドバイス。
シャンプーは思っているよりも重要な役割を果たしています。1年後、5年後の健やかで美しい髪のためにも、一度、この機会に見直してみてくださいね。

 

2016年 秋

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