by uruotte

疲労回復のツボで髪とからだのアンチエイジング!~美髪のための養生のすすめ④

「涼しくなったら元気になるだろう」と思っていたのに、1週間たっても2週間たっても、体のだるさが抜けず、やる気が起きない。

元気をつけるために、焼き肉を食べたり、うなぎを食べたりしても、ぜんぜん回復しない。そんな方はいませんか?

体の疲れや疲労感は、全身の気血不足が原因です。夏は汗とともに気が流れ出してしまうため、いつも以上に十分な休息と栄養補給が必要です。

今回は、秋になったのに長引く夏疲れをスッキリ解消する特効のツボ2選をご紹介します。

涼しくなっても回復しない夏バテ

その理由は「脾胃の衰え」。五臓六腑の脾胃には、食べ物を消化吸収してエネルギーを作り、全身に送り届ける働きがあります。

この脾胃が苦手なのが、湿気と冷え。蒸し暑い日本の夏。冷たいビールや冷やし中華、アイスクリームで体を冷やしていた方は、脾胃がかなりのダメージを受けているはず。

すると、せっかく食べてもエネルギーを十分作り出せなかったり、必要なところに届かなかったり。いつまでも夏の疲れを引きずってしまうことになるのです。

そんな方におすすめなのが、疲労回復に効くツボ療法です。

不眠や精神的ストレスに効果的~労宮(ろうきゅう)

不眠やストレスに効果的なツボ-労宮

【名前の由来】

労宮の”労“は”疲労“の労。”宮“は住むところという意味。

疲労したときに変化が現れるポイントで、治療のツボとなります。

よく労働をする手の中央にあるツボという意味もあります。

【効能】

■自律神経のバランスを回復する

■ストレスや緊張を緩和する

■胃腸の働きを活性化する

■手や腕、肩や首の疲れ、コリを解消する

労宮は「心包経」という経絡にあるツボです。
心包経のツボは、心臓の病や精神疾患、ストレスが原因のトラブル解消に有効です。また、横隔膜を通って胃腸とも関連しています。

【ツボの探し方】

手をにぎったときに、人差し指と中指の指先が当たるところ。

人差し指と中指の骨の間という説と、中指と薬指の骨の間という2つの説があります。

両手のツボを押してみて、それぞれ響きを強く感じるポイントを選びましょう。

【ツボの押し方】

  • 親指以外の4本指を組み合わせて、左手の親指の腹を右手の労宮に当てる。
  • 左手の4本指で右手の甲を抑えながら、ゆっくりと労宮に指を押し込む
  • 3秒程度押し込んだら、ゆっくりと離す。5~10回繰り返す
  • 反対も同様に行う

【ツボ押しのタイミング】

一日1~3回程度。いつでも、思いついたときに。

不眠ぎみの方は、寝る前にやるのが効果的です。

【ツボ押しのコツ】

精神的な疲れやイライラが強いときには、目を閉じ、背筋を伸ばして、深呼吸をしながら行います。ツボの響きを感じながら、ゆっくりと力を入れ過ぎないように行うことが大切です。

万能のツボ~湧泉(ゆうせん)

気力体力がわいてくる、腎をつかさどるツボ涌泉

【名前の由来】

泉のように元気が湧いてくるツボ。

【効能】

■気力・体力の回復

■冷え性の改善

■白髪、薄毛の予防・改善

■生理痛、不眠、高血圧の改善

■アンチエイジング

湧泉は足先からお腹を通って胸まで続く「腎経」という経絡のツボです。腎は成長、生殖、老化に関わる、根本的なエネルギーを蓄える場所。湧泉は、アンチエイジングにも重要な万能のツボのひとつです。

【ツボの探し方】

足の指をぎゅっと内側に曲げたときに、足裏の真ん中あたりにできる凹みにあるツボが湧泉です。

足裏の人差し指と中指の間の指のつけ根とかかとの先を結んだ線上。指のつけ根から1/3の場所にあります。

他の見つけ方としては、足の甲で、人差し指と中指の骨の間を指先から足首側にたどり、2本の骨が合わさる場所を見つけ、その反対側(足裏)。

親指で強めに押し込んで、響きが感じられるポイントです。

【ツボの押し方】

指で押す方法

  • 座った状態で、片膝を曲げて足裏を上に向け、体重をかけながら手の親指で湧泉をまっすぐに押し込む

ボールで押す方法

  • 立った状態で、スーパーボールやゴルフボールを湧泉に当て、ゆっくりと踏みつけるようにして圧力をかける
  • どちらの場合も3~5秒かけて押し込み、ゆっくりと離します。30秒~1分間繰り返す

【ツボ押しのタイミング】

一日1~3回程度。いつでも、思いついたときに。

【ツボ押しのコツ】

指押しで刺激が弱い方はボールを使うとよいでしょう。ただし、急激に力を加えると足裏の筋肉や腱を痛めてしまうので、壁やイスなどに手を添えて、安定した態勢で行ってください。

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鳴海美紀さん

国際鍼灸医師・国際薬膳師・健康美容コミュニケーター・養生文化研究家

鳴海美紀(なるみみき)さん

1997年北京中医薬大学に留学し、国際鍼灸医師、国際薬膳師を取得。さらにタイやスリランカ等アジア諸国の伝統医学を幅広く研究。帰国後は漢方・薬膳セミナー、美容サロンのメニュー作成・技術指導、店舗への薬膳レシピ提供、テレビ番組の企画、健康記事の執筆・監修