by uruotte

「枝毛や切れ毛はどうすればいい?」まずは髪が傷む要因を知りましょう

ドライヤーやブラッシング、摩擦、紫外線などによって、枝毛や切れ毛などの髪のダメージはどうしても出てきてしまうもの。
一度、傷んでしまった髪はどうすることもできないのでしょうか?
傷む仕組みを知って、対策を講じましょう。

髪ってそもそもどんな構造をしている?

カラーやパーマをしていなくても、毎日のドライヤーだけで髪は徐々に傷んでいくもの。
髪はそもそもダメージに弱いものなのでしょうか?
そこで、髪の基本的な構造を、ヘアスタイリストでもある大谷猶子さんに伺いました。

「髪の毛は、意外かもしれませんが、とても単純な構造をしています。よく海苔巻きにたとえられるのですが、具(メデュラ)が中央にあり、そのまわりをご飯(コルテックス)が包み、いちばん外側を海苔(キューティクル)が巻いているという構造をしています。

 

いちばん外側のキューティクルは髪の内部を保護する役目を果たしています。そのため、キューティクルがはがれると髪のダメージが進行してしまうのです」と大谷さん。

髪がどうダメージを受けて、切れ毛や枝毛になるのかというと、

「枝毛は髪の先端部分のキューティクルがこわれて、コルテックスが縦にさけた状態を言います。切れ毛は縦ではなく、横に切れた状態を指します。髪は死んだ細胞なので、一度さけたり、切れたりしてしまうと元に戻すことはできません」

と大谷さん。

髪の構造(メデュラ・コルテックス・キューティクル)

枝毛や切れ毛ができる要因は?

一度傷んでしまったら、元には戻らない髪の毛。では、どのような要因がダメージとなるのかおさらいしてみましょう。

「いちばんの要因は髪が濡れている状態での摩擦やパーマ、カラーリングです。
特に髪が濡れているとキューティクルが開いているので、髪を洗った直後に強くブラッシングしたり、強い摩擦でタオルドライするのは避けたほうがよいでしょう。ダメージがダイレクトに内側に入っていってしまいます」とのこと。

さらに、

「年齢とともに、髪の内部の密度が低くなっていきます。髪がうねり出したり、ふわふわと軽くなってきたなと感じたら、密度が低くなっているかもしれません」
と大谷さんは言います。
ダメージの要因は外部刺激だけでなく、年齢的なものもあったなんて驚きです。

「また、今までは空気が乾燥している冬がいちばんダメージを受けやすかったのですが、現代では夏もエアコンなどで乾燥しているので、

もはや一年中、髪が傷みやすい環境になると思っていた方がよいでしょう」
とのこと。また、枝毛や切れ毛が増えると、ヘアスタイルにまで影響が出るのだとか。

「ヘアスタイルは、髪の先端が集まって、毛先の流れをつくっているものです、なので、

スパッと先端が切れていない、断面がぼこぼこした切れ毛や枝毛があると、スタイルがくずれてしまい、まとまり感に影響が出てきてしまうというデメリットもあります」
と大谷さん。
これは大変!自分で痛みが気になるだけでなく、ヘアスタイルにまで影響しているとなれば、なんとしてもダメージから髪を守りたいもの。

ヘアケアイメージ図

ヘアケアイメージ図

髪をダメ―ジから守る方法とは?

「髪は皮膚のように自分では再生できないので、外から補修していくしかありません。

いちばん心がけたいのは、シャンプーの後にしっかりと油分でコーティングしてあげることです。
髪が濡れた状態で、“洗い流さないトリートメント リペアミルク”をつけて乾かし、しっかりキューティクルを守ることが毎日できていれば、ダメージを最小限に抑えられるはず」とアドバイス。また、

「枝毛や切れ毛を防ぐには、ダメージがなかったとしても、1か月から1か月半に一度は数mmでも毛先の断面をキレイにしてあげることがベストです。
毛先のまとまり感も復活すると思いますよ」と教えてくださいました。では、枝毛や切れ毛ができてしまった場合は、どこから切るのが得策なのでしょうか?

「髪の状態によって対応が変わります。

ケミカルなパーマやカラーをしている場合は、金太郎飴のようにダメージが続いている可能性が高いので、ダメージが出ている部分をカットしつつ、髪の内部に水分と油分を補うサロンでのトリートメントなどが必要に。
ケミカルな処理をしていない髪だったら、ダメージはその部分だけなので、ダメージ箇所をカットするので十分だと思います」

と大谷さん。

白髪染めやカラー、パーマをかける際は、よりケアに力を入れないといけないのですね。身にしみます…。

「また、枝毛や切れ毛になりやすい髪質というのもあります。くせ毛の人は髪の表面に凹凸があり、絡みやすい性質があるので、切れ毛などになりやすい傾向に。
くせ毛の人は、油分を“洗い流さないトリートメント リペアミルク”で足し、手ぐしや目のあらいくしで、コーミングして滑りやすくしておくといいですよ」とのこと。
くせのある方はよりケアを重視したほうがよさそうですね。

さらに、夏は紫外線とエアコンによる乾燥でダメージが進行しやすい季節。
ぜひタオルドライした後や、朝のスタイリング前に“洗い流さないトリートメント リペアミルク”を取り入れて、ダメージを未然に防いでください!

大谷猶子さん

今回、お話を伺ったのは…
ヘアスタイリスト・毛髪診断士

大谷 猶子(おおたに なおこ)さん

完全予約制のヘアサロン「Hair Orutane」代表。都内美容院に勤務後、NYのヘアサロンに勤務。帰国後は、雑誌、広告などで活躍。管理理容師免許、欧米コスメトロジーライセンス、アーユルヴェーダディプロマを持つ。日本毛髪科学協会会員でもある。

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