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前回のお話
「エイジング毛」ってなに?vol.1【髪と頭皮の基本の”き”】へ
年齢に応じて髪の中がスカスカになって変化する「エイジング毛」。
では、エイジング毛のサインが出てきたら、どうしたらよいのでしょう?
エイジング毛を解消することはできる?
大谷さん 「残念ながら、髪の内部の老化症状なので、出てしまっているエイジング毛を完全になくすことはできません。ですが、シャンプーやトリートメント、頭皮用美容液などの使い方次第では、見え方を少し改善することはできると思います。」
なかなか手強いエイジング毛の悩み。
では、できることは何か?とうかがってみました。
頭皮に必要なのは、“栄養”と“頭皮マッサージ”
大谷さん 「年齢とともに髪内部のコラーゲンが減ってしまうことがうねりを生む大きな要因です。なので、しっかりタンパク質をはじめとする栄養を摂ることでよい状態をキープしやすくなります。また、妊婦さんなど、貧血状態が続いていると、髪がうねったり、細くなるなどの症状も出てくるので、食はとても大切です。」
そのほかにも、血行不良が要因な場合も。
大谷さん 「40代前後になると、頭皮にある「毛乳頭(もうにゅうとう)」に流れ込む血液の状態が悪化すると、うねりが出ることもあります。そのため、頭皮の血液の流れが影響を与えていると考えられているのです。お風呂上りのマッサージなどで、血流をよくする日々のケアが大切になっていきます。」
トップのボリュームダウンをケアするには
①シャンプーで皮脂をしっかり落とす
大谷さん 「まずはシャンプーでしっかりと頭皮の皮脂を落とすことがポイントに。皮脂が落ちきらないと、髪の根元がぺったりとして、ふんわりと立ち上がらないからです」とのこと。
シャンプー以外では、トリートメントや整髪料にも注意を払う必要があります。
②毛先につけるヘアトリートメントを
大谷さん 「コンディショナーや整髪料は髪の根元からつけてしまうと、落ち着いてしまってボリュームダウンに見えるので、毛先だけにつけるのがポイントです。また、アウトバストリートメントに変えるのも一案です。アウトバストリートメントなら、洗髪後に毛先にだけトリートメントをつけることができるので、トップのボリュームはキープしつつ、毛先はしっかりまとまるようになるので、使い勝手がよいと思います。」
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③頭皮用エッセンスで早めのケアを
そのほか、気をつけたいことをお伺いすると…。
大谷さん 「清涼感のある頭皮用エッセンス、たとえば〝ハーバルエッセンス〟などを塗布すると、アルコールの効果で頭皮の毛穴がキュッと引き締まるので、根元の立ち上がりが出るようになることもあります。髪が生えてくる土台を整えるためにも、アラフォーになったら、頭皮用エッセンスを取り入れるのが得策です。」
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毎日のシャンプーや頭皮用美容液でのケアはもちろん、普段の食事やマッサージなども必要なのですね。
できるところから始めて、ぜひ続けてみてください!
きっと髪の未来が変わっていきますよ。
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大谷 猶子(おおたに なおこ)さん
ヘアスタイリスト・毛髪診断士
完全予約制のヘアサロン「Hair Orutane」代表。都内美容院に勤務後、NYのヘアサロンに勤務。帰国後は、雑誌、広告などで活躍。管理理容師免許、欧米コスメトロジーライセンス、アーユルヴェーダディプロマを持つ。日本毛髪科学協会会員でもある。
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